[chococityTOP]真夜中の兵隊 | ミルク
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日吉若
2026/01/13(火) 00:13:55
彼奴の言う通り、俺はあまり彼奴に対して興味…うーん、関心?いや、関心はあったんだが、…好意的なものを向けれなかった。
こう言う言い方をすると彼奴はまた怒ったり拗ねたりなんかするんだろうなぁと思いながらも、偶には素直な心情を吐き出してみたり。こう言う時だけ素直になってんなよ、と我ながら思う。
とりあえず話だけでも、と肩を叩いただけだった。相部屋だったけど合宿の時は余り会話もなかったから、まぁ、何か自分の身になれば良いか、くらいで始めたんだった。愛とか恋とか言う感情は俺に似合うモンでもなくて、少しだけ笑って話せたら、落ち着く様な相手が居たら良いか、の感覚で同級生の奴に話しかけたんだ。
だからお前からしたら、俺の発言だったり行動だったりに不満や不安があって、当初は俺にあんな言動だったのかもな。俺が悪いんだ、今となっては反省している。
胸倉掴まれる勢いで愛の告白を受けても、俺にはテニスしか要らないし、あの人の後ろを追い掛けるのが日常で、他の事なんてどうでも良かったんだ。
お前との会話は…楽しかったんだが、俺の日常を占める割合が段々と高くなって来たことが、逆に不安になって来てテニス以外の事に興味が傾くのも自分じゃないみたいで嫌だったんだ。
こんな心境が情け無くなって暴言吐きながら言ったらお前は普通に返して来たな、何となく言葉を覚えちゃいるが…。少し時間を置いてお前の言葉に頷いたのは、何だろうな…気の迷いか?ぶっ飛ばされそうだな、冗談だ。
少しずつお前を知って、お前が俺の事を理解して。
今笑っていられるのはお前のおかげなのは違いないだろうな。毎日声を聞ける事に感謝している、傍にいてくれる事に安心している。落ち着く相手が欲しいと肩を叩いた事を後悔した事は一度もない。
今互いに満たされるものがあるならそれでいい、と勝手に思っている。
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