[chococityTOP]真夜中の兵隊 | ミルク
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日吉若
2026/01/08(木) 16:21:29
離さぬ様に握った指先を絡め合わせて、彼奴の望む言葉を口にする。溢れ出す涙を拭って、もう泣かないで、と宥めながら抱き締めて。
重ねた唇も、甘い吐息も、愛しい温もりも、全部俺のモノ。触れた肌は心地が良くて俺の傍にいるんだ、と改めて実感する。腕の中で俺にしか見せない表情を浮かべる彼奴に独占欲が勝って来て、理性なんて無くしてしまう。
もっと、なんて口にする彼奴に糸が切れて、俺しか見えないくらいに夢中になって触れている。額から汗が滲んでも、拭い取る余裕なんて俺にはない。
二人だけの空間を、響き渡る息遣いと甘い言葉で満たして満足する。それが一番心地が良い。
何回抱いたんだ、彼奴が寝た後に指折り数えてみるが覚えちゃいない。覚えているのは、俺に向けられた甘い言葉と俺だけを見つめる甘くて愛しい目線だけ。
愛してる、離れて行こうとしないで。
もう離したくないとシーツに縫い付けた掌と絡ませた指先から伝わる温もりで懸命に口にする。
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