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[chococityTOP]真夜中の兵隊 | ミルク
54: 日吉若
2026/01/12(月) 10:39:10



寝違えた。

あんまり寝違えるとかないんだが、珍しく首から肩にかけてスゲー痛くて。親父に湿布貼って貰ったけどなんつー情け無い姿、学校休んでやろうかと思った。寝違えた話を部室でしたら、心配されたのか笑われたのか。
意地になって試合に出たくなる。唯この日は背後から俺を呼ぶなと思った、振り返るのが一番辛かったから。

結局二日間痛くて、三日目で何とかマシくらいには。痛かった違和感だけ今も残ってて完全に治ったまではいかない。こう言うのは暫くかかるのか?あんまり寝違えるとかなくて、寝てる間に痛いのは偶にあるけど起きたら治ってるから経験がない。

部屋で彼奴に言ったら宥めてはくれた。くれたけど、彼奴……ちょっと俺が別の事に気が傾くとグイッと引っ張る癖があって、痛いっつってんのに、いつもの癖で顔掴んで引っ張るから死ぬかと思った。

「ッ、イッテーー!」
「わ、わ、」

お前は大事な恋人の首が一生傾いた儘で元に戻らず、これから将来的に真面目な場面に出会しても学生の時から付き合ってる恋人に寝違えた首を掴まれて後遺症で戻らなくなりまして、って言わせる気か?

顔傾けらんねぇから無理って強請ってみたら、そわそわしながら重ねて来る柔らかい温もりに安心する。誰もいねぇだろって笑いたくなるくらい目線が彷徨っていて、いつもの癖で俺から身体傾けて押し倒したくなった。

普段と違う戯れも、偶には良いかと二人で眠りに就くまで濃厚な時間を過ごした。

いつも伸ばしてる腕を出そうとしたら、何を思ったのか差し出される腕に口許が緩んで素直に乗せてみた。普段より少し下から見上げる彼奴の整った顔立ちを久々に見た気がする、…この角度気に入ってたな、そういや、なんて一人で呟いてその日は彼奴の腕の中で眠った気がする。

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