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[chococityTOP]真夜中の兵隊 | ミルク
96: 日吉若
2026/02/11(水) 23:26:05


互いの気持ちを確かめ合う様に何度も唇を重ね、少し離れた隙間から吐息と共に耳許に響く甘い言葉に満たされながら縺れた脚を引っ掛けて其の儘押し倒す。

乱雑に脱がせた衣服から覗く白い素肌に手を添える度に欲が膨らんで、背中へ回る腕に理性なんてなくして彼奴に夢中になる俺がいる。

漏れる声と背に回った指先で服に皺が出来る度に目の前の俺しか知らない表情に雪が積もる様に欲が募って来て、制止する声なんて心に響かない。
薄い素肌に唇を押し当てて、深く刻んだ赤い印に指を伝わせて俺のモノだと認識する。
柔らかな温もりに触れたら、覆い被さった身体をゆっくりと、時間を掛けて滑らせていく。
さっきまでの制止の声が徐々に甘いモノに変化して、其の度に溢れる甘い息遣いが俺を心底満たしてくれる。

手繰し上げられた衣服は先よりも深い皺になって手許からも伝わる愛情に思わず口許が緩んでしまう。

代わりにと、甘い言葉を何度も口にして囁く度に表情が甘くなる姿が可愛いと思う。普段あまり口にしない言葉をこの時だけは呼吸と共に吐き出して、何度も何度も口にする、心底満たしてやりたいと縋る様に伸ばされる指先に触れたら離さない様に指を絡めて握り返して、手の甲に、御前だけだと誓うのはこの瞬間だけ。

室内が息遣いと甘い香りに包まれて、濡れた瞳で見つめる彼奴と視線を合わせたら溢れ出す感情と欲が一気に込み上げて来て、額から流れ落ちる汗も拭う余裕なんてなくて、腕の中に存在する彼奴だけが欲しくて堪らない。



…愛してる、…御前だけ、



もう一度唇を重ねる瞬間に、一言だけ告げたら彼奴は普段見せる事のない甘い顔付きで俺の頬を指で包んで来る、優しい温もりと指先の動きに甘えて少し擦り寄って戯れながら、互いに重ね合わせた唇の甘い感触に安心感が生まれて釣られて目許まで緩んでしまう。


俺には御前しかいないんだ。


疲れて眠る彼奴の額に唇を触れさせて呟く。
漆黒の髪を指で梳いたら心地良さそうに腕の中に収まる姿が一番愛おしい。

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